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コネクションプロデュース@北九州 パート2
夏休みに環境サークルコネクションプロデュースの皆さんが行った北九州の旅について、報告第2弾です
あんみさんからの報告
今回北九州市の旅で、普段の生活には欠かせない「ゴミの分別」について多く学ぶことができました。
1日目は中学校の修学旅行以来の福岡に降り立ちました。空港から乗り慣れない電車に揺られ、北九州市の歴史を知るため小倉城へ向かいました。沖縄の首里城とは異なった城の作りに胸が高鳴り、多くの写真を撮りました。特に、大岩を積み重ねた石垣は美しく、隙間から苔や草が覗く様子は年月を感じさせタイムスリップしたような気持ちでした。城内では来客者が楽しんで歴史を学べるよう階毎に体験遊具が設置されており、飽きさせない工夫が施されていました。これは展示物が多い首里城内で活かすべきだと感じました。
2日目は新門司工場とカンビン資源化センター、プラスチック資源化センターの3施設を訪れました。
まず新門司工場では回収された多くの燃えるゴミがどのように処理されるのか教えていただきました。出来るだけゴミを再利用できるよう溶融炉を取り入れ、1800℃もの高温でゴミを燃やすと説明を受けた時は驚きました。また、燃やした後の熔炉スラグがコンクリートに、熔炉メタルは機械の重りにと再利用されていることにも衝撃を受けました。沖縄ではゴミを収容する土地問題が発生していますが、北九州市ではゴミだったものが日常生活に溶け込んでいるといった差がとても大きく感じました。
続いてカンビン・プラスチック資源化センターでは、どちらも身体障害者の方々が収集されたゴミをさらに分別している姿が目に焼き付きました。発酵した臭い、機械とゴミが常に動き騒音が絶えない過酷な環境の中で、ベルトコンベアを流れるカンビン・ペットボトルを選別する姿は、プロフェッショナルだと思いました。その他にも色や素材といった細々とした種類に分別した後、それぞれをブロック状にまとめ、再利用しやすいよう工夫されていく光景に感心させられてばかりでした。その中でも、ペットボトルが繊維になり、服に再利用される工程には驚きを隠せませんでした。硬いペットボトルが多くの工程を経て柔らかな繊維になっていく様に感動すら覚えました。
3日目にはエコタウンと山田緑地に訪れました。
エコタウンでは普段訪れることの少ない風力発電の真下に行きました。台風の影響で風が強かったこともあり、長く滞在はできませんでしたが、一般の人も訪れやすいよう道路整備され、いい散歩コースになりそうでした。電車での町並みでもソーラーパネルが多く、北九州市では人と再生可能エネルギーの距離が近いのだと知ることが出来ました。
山田緑地は戦前・戦中に弾薬庫として利用されていたことから自然が残っていたということもあり、沖縄の米軍基地と重ねる部分が少なからずありました。現在の沖縄の衛星写真を見てみると米軍基地の周辺に家がひしめき合い緑が少ないように見受けられます。コンクリートに覆われた街と芝生のある米軍基地との比較は安直なのかも知れませんが、山田緑地に似通った点があると思えました。その山田緑地では自然豊かであり、多くの動植物が生き生きと動き回っていました。説明をしてくだったガイドの愛ちゃんも楽しそうに教えてくださり、普段は近づいて見ることのない虫を怯えることなく観察することができました。
北九州市の旅は、環境を守る再利用が市全体に根づいているからこそ、山田緑地のような自然を大切に感じ、残す流れが生まれているのかなと感じました。沖縄のゴミ事情はあやふやで各市町村民に周知されておらず、再利用の工程が確立していません。沖縄国際大学には各地から多くの生徒が集まっています。だからこそ、学祭でゴミの分別とその意味を理解してもらい、その知識を各市町村に持ち帰って活かして欲しいと思いました。コネプロの部員ではありませんが、北九州市の旅に参加させていただいたからには、学祭でのゴミの分別で力を貸せたらと思っています。
知らない土地で四苦八苦しましたが、とても有意義な3泊4日を過ごすことができました。ありがとうございます。
あんみさんからの報告
今回北九州市の旅で、普段の生活には欠かせない「ゴミの分別」について多く学ぶことができました。
1日目は中学校の修学旅行以来の福岡に降り立ちました。空港から乗り慣れない電車に揺られ、北九州市の歴史を知るため小倉城へ向かいました。沖縄の首里城とは異なった城の作りに胸が高鳴り、多くの写真を撮りました。特に、大岩を積み重ねた石垣は美しく、隙間から苔や草が覗く様子は年月を感じさせタイムスリップしたような気持ちでした。城内では来客者が楽しんで歴史を学べるよう階毎に体験遊具が設置されており、飽きさせない工夫が施されていました。これは展示物が多い首里城内で活かすべきだと感じました。
2日目は新門司工場とカンビン資源化センター、プラスチック資源化センターの3施設を訪れました。
まず新門司工場では回収された多くの燃えるゴミがどのように処理されるのか教えていただきました。出来るだけゴミを再利用できるよう溶融炉を取り入れ、1800℃もの高温でゴミを燃やすと説明を受けた時は驚きました。また、燃やした後の熔炉スラグがコンクリートに、熔炉メタルは機械の重りにと再利用されていることにも衝撃を受けました。沖縄ではゴミを収容する土地問題が発生していますが、北九州市ではゴミだったものが日常生活に溶け込んでいるといった差がとても大きく感じました。
続いてカンビン・プラスチック資源化センターでは、どちらも身体障害者の方々が収集されたゴミをさらに分別している姿が目に焼き付きました。発酵した臭い、機械とゴミが常に動き騒音が絶えない過酷な環境の中で、ベルトコンベアを流れるカンビン・ペットボトルを選別する姿は、プロフェッショナルだと思いました。その他にも色や素材といった細々とした種類に分別した後、それぞれをブロック状にまとめ、再利用しやすいよう工夫されていく光景に感心させられてばかりでした。その中でも、ペットボトルが繊維になり、服に再利用される工程には驚きを隠せませんでした。硬いペットボトルが多くの工程を経て柔らかな繊維になっていく様に感動すら覚えました。
3日目にはエコタウンと山田緑地に訪れました。
エコタウンでは普段訪れることの少ない風力発電の真下に行きました。台風の影響で風が強かったこともあり、長く滞在はできませんでしたが、一般の人も訪れやすいよう道路整備され、いい散歩コースになりそうでした。電車での町並みでもソーラーパネルが多く、北九州市では人と再生可能エネルギーの距離が近いのだと知ることが出来ました。
山田緑地は戦前・戦中に弾薬庫として利用されていたことから自然が残っていたということもあり、沖縄の米軍基地と重ねる部分が少なからずありました。現在の沖縄の衛星写真を見てみると米軍基地の周辺に家がひしめき合い緑が少ないように見受けられます。コンクリートに覆われた街と芝生のある米軍基地との比較は安直なのかも知れませんが、山田緑地に似通った点があると思えました。その山田緑地では自然豊かであり、多くの動植物が生き生きと動き回っていました。説明をしてくだったガイドの愛ちゃんも楽しそうに教えてくださり、普段は近づいて見ることのない虫を怯えることなく観察することができました。
北九州市の旅は、環境を守る再利用が市全体に根づいているからこそ、山田緑地のような自然を大切に感じ、残す流れが生まれているのかなと感じました。沖縄のゴミ事情はあやふやで各市町村民に周知されておらず、再利用の工程が確立していません。沖縄国際大学には各地から多くの生徒が集まっています。だからこそ、学祭でゴミの分別とその意味を理解してもらい、その知識を各市町村に持ち帰って活かして欲しいと思いました。コネプロの部員ではありませんが、北九州市の旅に参加させていただいたからには、学祭でのゴミの分別で力を貸せたらと思っています。
知らない土地で四苦八苦しましたが、とても有意義な3泊4日を過ごすことができました。ありがとうございます。