拓南製鐵工場見学会
連休中の晴れた日に、拓南製鐵の工場見学会に学科教員4名で参加してきました。
拓南製鐵は、県内有数の製造業メーカーで、県内の鉄筋の約8割をシェアしている唯一の製鉄会社です。
↑大規模でまるでお祭りのような雰囲気。受付では、様々なリサイクル製品を見学可能。
まず、拓南商事のリサイクル部門の見学です。家電、自動車の分解、リサイクルの現場を見せて頂きました。家電リサイクル法により回収された廃棄家電が人の手により分解され、再資源化されていきます。
↑並べられた洗濯機。手作業で分解作業していきます。
自動車では、フロアマットとガラス以外のほとんどが再資源化されています。自動車のマルチ解体機は、まるで人の手で分解しているのかのような繊細な動きで、各部品を分解していました。
↑廃車自動車。マルチ解体機でどんどん解体。3台で一日150台が処理可能。機械動作の繊細な動きは作業員の技術の賜物です。
1台の自動車からは、600kgの鉄が回収できるそうです。拓南製鐵では、自動車から出たスクラップ鉄を電気炉で溶融して、製鉄し、鉄筋を製造しています。
↑釜から流れ出す溶けた鉄。細長く成形した鉄(ビレット)。工場内はものすごい熱さ。
細長い鉄の塊(ビレット)を、鉄筋に伸ばしていきます。圧延作業というそうです。沖縄の建物をを支えている鉄筋は、このように作られているのですね。
↑1.5kmに伸ばされた鉄筋。非常に美しいです。学科教員+企シスの木村先生で古波津社長を囲んでパチリ。
工場見学をして、拓南製鐵&拓南商事のリサイクルに対する意識の高さ、自分たちの技術力への自信が感じられました。従業員の方も、みなさんわかりやすく親切でした。ありがとうございました
拓南製鐵HP:
http://www.takunan.co.jp/index.html
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