エコビジネスの現場
地域環境政策学科の講義
「エコビジネス論」は開講2年目で、エコビジネスに必要な環境経営、環境会計、環境法、エネルギーなどとの関係性やエコビジネスの現状と課題を学びます。その現状を学ぶ一環として、
現場の講師を招いての講話や企業見学を積極的に行っています。
2014年11月13日・19日に、エコ住宅の販売を行う
「パナホーム」、太陽光発電設備の
「日進ホールディングス」、リサイクル金属で鉄筋等を製造する
「拓南製鐵」の見学に行ってきました(企業見学の担当教員:上江洲)。
13日の午後に、「パナホーム株式会社」のアワセハウジングパーク展示場で、モデルハウスを見学しました。
パナホームの住宅は高断熱・高気密設計で、太陽光発電やオール電化の採用により、CO2排出量を大幅に削減しています。また、地熱を活用した省エネ換気システム、光触媒を使用した外壁タイルなど、
環境にやさしい住宅でした。
説明して頂いた野口さん、與古田さん(地域環境政策学科OB)、中山さん(沖国大OB)、本当にありがとうございました。
19日の午前中に、「株式会社日進ホールディングス」の西原工場を見学してきました。
強度性が高い太陽光パネルや
台風や塩害などに強いパネルの「美ゅら架台」の製造工程などを見学できました。また、日進ホールディングスさんでは、オリジナルの「HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)」の住宅開発も行うなど、事業の多角化も進展しているようです。しかし、最近、電力会社による太陽光発電の買い取り申請の受け付けが保留されるなど、予想外の展開もあるようですが、今後とも太陽光発電事業は発展していくそうで、やはり有望な産業のようです。
新田さん他、従業員の方、お忙しい中、説明して頂き有難うございました。
19日の午後に、「拓南製鐵株式会社」の新中城工場を見学してきました。
拓南製鐵は県内唯一の製鉄メーカーで、
沖縄県内で発生する鉄くずなどのスクラップを原料に、鉄筋やバーインコイルなどを製造しています。原料の約9割を県内から仕入れていますが、原料の鉄くずの値段が、株価のように変動するため、製品の値段に転嫁することも難しいようで、環境ビジネスの難しさの一端を見ることができました。また、製造には電炉を使用していますが、スクラップを使用する方が電力使用量を抑えることができるようです。また、鉄くずに銅などが混ざっていると手間やコストがかかるそうで、リサイクルに出す時における分別の重要性を実感しました。
見学調整や案内・説明して頂いた金城さん、奥平さん、前山田さん、本当に有難うございました。
過去記事もどうぞ
拓南製鐵工場見学会の様子
http://okiueco.ti-da.net/e6232517.html
水産養殖研究センター見学@エコビジネス論
http://okiueco.ti-da.net/e5842099.html
外部講師の講演@エコビジネス論
http://okiueco.ti-da.net/e5737856.html
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