地域環境政策学科のブログ

フランスレンヌ第二大学にフランス語留学に行っていた、レイナさんからの学校生活についての報告です

レイナさんからのメール vol. 3 学校生活編
私は沖国での授業や課題でしかフランス語を勉強していませんでした。フランスに来た時は語学学校で一番下のクラスで、人と会話することすらままなりませんでした。交換留学なので語学面で問題が無ければ大学の授業も受けられるのですが、私は語学学校だけに通っていました。授業では英語と母国語が禁止でした。

最初の１ヶ月は英語が抜けず、３〜４ヶ月経つと知っている仏単語や文法も増えてきたので、喋ってみようとするですがフランス語と英語が混ざったルー大柴状態。しかも全然伝わらない。ようやく英語が出なくなったのは５〜６ヶ月目でした。それでもいつもGoogle翻訳やネット検索に頼っていました。今はチャットなど文字が見える状態だとあまり翻訳を使わずやり取りができるのですが、喋る時は発音や聞き取りが難しく、内容によっては４・５割ほどしか理解ができないので何度も相手に確認をします。ちょっと喋れてきた！と思ったらもう帰国の時期になってしまいます。どれだけ留学前に勉強出来たかが大事だったのだとヒシヒシと感じます。

私は沖縄国際大学から年間81万円の給付奨学金と他の給付奨学金制度で月7万円程の奨学金を頂きながら留学をしていました。留学中にも色々な海外留学給付奨学金などを見つけたので、さらに少ない費用で留学が可能だったかと思います。ヨーロッパでは大学の学費が０円の所が多く、語学学校も前後期併せて20万円程。フランスでは奨学生である事を申請すると補助金が出て家賃が半分になります

物価が高そうなイメージがあるヨーロッパかもしれません（実際に物価は高いですが食材などは高くありません）が、色々な制度を調べると意外と安価に留学ができるかと思われます。私は留学前にアルバイトをして結構お金も貯めていたのでそのお金で旅行にも行けました。留学を考える上で金銭面に不安があった方は今すぐ奨学金制度を調べてください。沖国ポータルなどで奨学金の情報は頻繁に流れてきています。私は貸与ではなく給付の奨学金を強くお勧めします

私は留学に興味がある人だけでなく、あまり目標がない人にも留学を勧めたいと思います。なぜなら海外では日本の常識とは違う、面白い人や出来事に遭遇するからです。百聞は一見に如かず、ネットや動画で見るより、人から聞くよりも細かい所まで、実際に体験しないと分からない事が多くありました。そんな事を体験すると目標が見つかるかもしれません。私もこの留学で様々な事を体験した事で最初に言った目標を少し変えようかなと思っています。

外出禁止で３ヶ月ほどスーパーにしか行けない期間がありましたが、それも含め貴重な体験が出来た１０ヶ月の交換留学だったと思います


レンヌ大学近くのラーメン屋さん